ぼたんいろ

16進表記【#ffd3e4】
RGB(255, 211, 228)

   

【同類語】

Peony Purple

【由  来】



 



牡丹の花の色を模したかなりはなやかな赤紫色です。ボタンの花弁が幾重にも重なって見える濃い赤紫からとられたといわれている。牡丹の花そのものはかなり古くから観賞されており、文様としても古くからキモノや工芸品に取り入れられてきました。

色として取り上げられるようになったのは、平安時代のかさねの色目としてが最初です。この色名そのものの染色が行われるようになったのは、化学染料が導入されるようになった明治以降のことです。現代では赤紫系の色を表す唯一の日本語の色名といえます。

「紺色の可憐な燕の雛が懐かしさうに、牡丹いろの頬をちらりと巣の外に見せて」

        ──北原白秋 思ひ出・わが生ひたち(1911)

   
 
 

     
     
     

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