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菖蒲革模様とは、武具、馬具の革につけられたショウブの模様のこと。鹿の革の地を藍色か萌黄色にし、菖蒲を白く染め出す。紋章はその一つを取り出したもの。この紋は、「勝武」にかけ、戦勝を祈願する意がある。 八幡太郎義家も、豊臣秀吉も、戦に出かけるとき、岩清水八幡に革菖蒲を献じて戦勝をいのった。紋形は菖蒲の葉を数本対称に並べた形で、剣に似た、単純模様となって奇美を呈す。戦国武将に好まれた紋。
参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他
糸輪に菖蒲革
丸に変わり菖蒲革