インド原産の柘榴は、中国の張騫によって、西城から中国へもたらされた。仏教では吉祥果ともいう。甘酸っぱい味は人肉そっくりで、鬼子母神が赤ん坊を食べたくなったとき「ザクロで我慢せよ」と仏陀が教えたという。のちに仏陀の導きにより子守の神になった。それゆえ鬼子母神では、石榴紋を用いるが、種が多いので在家でも子孫繁栄にしるしに用いる。
 紋の使用家は不明。

 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

         

   

石榴

抱き石榴

抱き花石榴