古代では、雲の変化が運命の吉凶や予言を信じていたといわれる。京都の東寺にも雲のしるしが見られるが、極楽に庶民を導く雲とされている。
 雲紋は単独で用いられることは少なく、佐脇氏の「雲月に向い鶴」、曽我氏の「左三つ巴に雲」、斎藤氏や望月氏の「日輪に雲」のように、主体を強める吉象として用いられることが多い。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
         

雲に御幣

丸に雲

総陰月に北斗星

一つ雲

         

降り雲

興正寺雲

瑞雲

雲菱

雲に飛び雀

         

陰雲菱

雲木瓜

雲木瓜

二つ雲巴

三つ雲巴

         

五つ雲

雲に剣

雲丸に幣

月に雲

月に雲(日輪に雲)

         

   

扇に松雲

金物形雲

東寺雲