兎といえば、日本人なら因幡の白兎や兎が餅を付く話が思い浮かぶでしょう。十五夜に餅をつくことは、望月に身ごもるという意味です。子孫が殖えることと、長寿を兼ねた瑞祥とされていました。このことから戦国時代ころから家紋として用いられるようになりました。
 また、月と兎の取り合わせは、「日に金鳥あり、月に玉兎あり」という中国の故事によるものです。
 使用家は関ヶ原の陣に東軍で活躍した清和源氏支流の三橋氏、藤原氏支流の三橋氏、寺尾氏など。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
         

真向き兎

真向き変わり兎

三つ兎

後ろ向き三つ兎

後ろ向き番い兎

後ろ向き三つ並び兎

対い兎

浪に月に兎

花兎

丸に真向い兎

夕波兎

月に兎

雪輪に陰兎

立浪に兎

立浪に兎