呪符を紋章化したものです。陰陽師の晴明が、陰陽道で用いたといわれています。西欧では、これをペンタグラムマと呼び、ギリシャ語で五角形を意味するというペンタグラムマも魔除けの呪符として使われました。
 「晴明九字」「晴明鱗(うろこ)」「晴明桔梗」などの俗称もります。紋名の由来は、安倍晴明がこの形を空で切ったことからその名がついたという説や、招福除災の呪符を紋にしたものなど、いろんな説がありますが、確かに言える事はこの紋が『魔除け』の効果のある形だということです。
 使用例は、京都の清明神社、福井県敦賀市の清明神社で使用されています。安部氏の一部で使用があります。

 

参考資料 日本「家紋由来」総覧」他

 
         

     

阿倍晴明判

丸に阿部晴明判