名物の中でなお貴重な物の意味で『雲州名物帳』によって形成された枠組みではある。また現在では名物中の上位を意味する場合もある。主に室町時代に足利将軍家が所持していた道具(東山御物)と、これに準ずる名物で名家に伝来したもの、利休時代に最高位に評価された茶入、などがこれに当たる。