加飾加工

汚れやシミを加飾でカバーする

 

しみや生地のかけつぎ跡など、しみ抜きや地直しではどうしても隠れない場合、柄を足したりして隠します。
また、裄や身幅を出す際に柄が合わない場合も描き足して違和感がないようにします。

柄足しとは、柄を足して、シミや汚れを目立たなくしたり、身幅などを変更する場合に新しい柄を足してバランスを整えることを言います。

  • 染料や顔料をつかってしみの上に柄を描いてしみを隠します。
  • 身幅や肩裄を出す際に元の柄が切れたり合わない場合に、新たに柄を描き足したりします。

友禅職人がきものの柄につり合った柄を描き足します。
樹脂胡粉加工なら着物を解かなくても加工可能です。(5,000円位から)

【加工前】 【加工後】
hakukakou-before hakukakou-after
柄の中に細かなシミがあります。 染み抜きで落ちない場合は、柄の持ち味や雰囲気を損なわないように、金砂子を施します。
目立つ場所のシミや、訪問着の無地場(柄足しができない場所など)には、適しています。

焼け焦げや虫食いなど小さい穴あきがある場合は、刺繍を施して隠すことができます。また、かけつぎをした上に刺繍でて目立たなくすることもできます。