平家納経 (へいけのうきょう)



広島県の厳島〈いつくしま〉は平家ゆかりの地で有名ですが、厳島神社に残された装飾経のことを平家納経といいます。全33巻あり、各巻とも表紙・見返しから本文の料紙まで、美しい染紙や金銀箔を散らし、濃い彩りの絵画などで飾られた豪家な経本です。それらは現在のキモノの文様にも取り入れられています。

平家納経 

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。