熨斗文(のしもん)



遠くに見える山並みを文様化したもので、古くから絵画や工芸品にも表されてきました。染織品ではけわしい山ではなく、なだらかな半円形のものが多く用いられています。絞りや小紋型では、山の輪郭線に近い部分は細かい点で埋め、袖にいくにしたがって粗くぼかして表現しています。

熨斗文

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。