撫子文(なでしこもん)



秋の七草のひとつで、八、九月ごろ、淡紅の花を咲かせます。日本女性を大和撫子と呼んだのは、その清楚、可憐な花の趣になぞらえたものでしょう。文様としては鎌倉時代頃より調度や衣服に使われました。夏のきものや帯に好まれ、秋草文様の中にも見られます。

撫子文 ※拡大画像

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。