樹下双獣文(じゅかそうじゅうもん)



樹木の下に対称的に獅子や羊などの動物を配した文様です。正倉院文様のルーツでもある西アジアでは、古来より樹木は力強い生命力の象徴とされ、それを守護する願いで動物を組み合わせたと思われます。六・七世紀のペルシャの絹織物にも多く見られる重厚な文様です。

樹下双獣文 ※拡大画像

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。