薬玉文(くすだまもん)



薬玉は、五月五日の端午の節句に、魔除けのために飾った中国の風習をまねたもの。種々の薬や香料を錦の袋に入れ、菖蒲、蓬(よもぎ)などの造花を結んで、五色の糸を長く垂らした薬玉を文様化しています。主に若い女性や女児の祝い着の柄として用いられる、華やかなものです。

薬玉文 ※拡大画像

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。