鏡裏文(きょうりもん)



裏鏡〈うらかがみ〉・古鏡〈こきょう〉とも呼び、古い鏡の裏側にある模様を、鏡そのものの形を生かして文様化したものをいいます。正倉院の中には、裏を金・銀・螺鈿〈らでん〉で飾った華麗なものが残されています。鏡と共に紐を添えて図案化したものも多く、礼装用のきものや帯の文様に用いられています。

鏡裏文

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。