菊桐文(きくきりもん)



菊と桐をともに並べたものです。古くから高貴な文様とされ、十六弁の菊の花と五三の桐は、皇室の文様とされています。豊臣秀吉はじめ武家も好んで使い、文禄三年、秀吉は菊桐文の無断使用を禁じました。岡山県の吉備津彦神社は、これを神紋としています。

菊桐文 ※拡大画像

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。