粟の穂文(あわのほもん)



粟はイネ科の多年草で、日本では米より早く栽培が始まり、縄文時代から食された、ごく身近な植物でした。しかし、文様としては新しいといえます。薄と同じ頃穂をつける粟を穀物というよりは沼地の秋草としてとらえて文様化したもののようです。

粟の穂文 ※拡大画像

この記事はアシェット婦人画報社2003/10から引用しています。