横1本と縦6本の格子の間に「ら」の文字を入れ、「一六ら(いちむら→市村)」と読ませるデザインです。江戸時代の歌舞伎俳優、十二代目・市村羽左衛門(うざえもん)が好んで使いました。格子の筋が部分的に欠けている「破れ市村格子」という変種もあります。