菊五郎格子(きくごろうごうし)



縦4本と横5本の合計9本の縞を縦横に交差させた格子柄の間に「キ」と「呂」の文字を入れ、「キ九五呂(きくごろ→菊五郎)」と読ませます。江戸後期の文化・文政時代の歌舞伎俳優、三代目・尾上菊五郎(おのえ・きくごろう)が考案したとされています。菊五郎の役者文様では他に「斧菊琴(よきこときく)」が有名です。

菊五郎格子