三枡格子(みますごうし)



三筋格子(同じ太さの筋が3本1組で縦横に並べられた格子縞)に、3本筋とは間を空けて1本または複数の筋を加えた格子縞をいいます。3本筋と別の筋は太さや色が違う場合も見受けられます。三筋格子自体を三枡格子と同一とする場合もあります。江戸後期の文化年間の縞・格子の流行にともない、歌舞伎役者の七代目・市川団十郎が定紋の「三枡」を崩して考案した模様です。ゆえに「団十郎格子」ともいいます。

三枡格子