自然文様

石垣のイメージを文様化したものです。類似した文様に氷割文様があります。
         

石積み

石積み

     

石積み

石積み

     
       

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

千変万化する雲をイメージして文様化したものです。中国の神仙思想とともに日本に伝わったとされ、古くから様々な形に文様化されました。
         

雲

エ霞

霊芝雲

   

エ霞

霊芝雲

   
       

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

 

太陽は古くから信仰の対象とされ、精神的な支柱とされました。しかし、小紋の文様としてはあまり見受けられません。
         

霞月

桜に霞

日の出・松に鶴

桜に霞

日月

霞月

桜に霞

日の出・松に鶴

桜に霞

日月

       

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

 

自然の風景をたくみに文様化したもので、風情のある美しい文様になりました。江戸時代友禅染が盛んになるにつれて型染にも広まりました。
         

遠山

遠山桜

楼閣山水

苫屋

流水蛇籠

遠山

遠山桜

楼閣山水

苫屋

流水蛇籠

         

流水蛇籠

網干風景

網干風景

   

流水蛇籠

網干風景

網干風景

   
       

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

木目とも書き、木理文とも言います。木材の板目を文様化したもので、自然な曲線が美しく、古くから使われました。
         

木目

木目

木目

木目

 

木目

木目

木目

木目

 
       

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

 

純白で定かな形のない雪が文様になったのは、近世になってからです。雪は何かに託して表現するしかなく、雪の降り積もった情景を意匠化することに始まりました。松、笹などの植物の雪が降り、積雪の重みに耐える様が、見る人の心をひきつけ、純白で清らかな姿が日本人の美意識にもかなったものです。
         

雪輪

雪持ち竹

雪持ち笹

雪輪笹

雪輪に笹・雀に蝶

雪輪

雪持ち竹

雪持ち笹

雪輪笹

雪輪に笹・雀に蝶

         

霰に花

霰

     

霰に花

     
         

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

様々に変化する波の形を文様化したものを波文と総称します。荒れて大きく逆立つ波の文様には、立波文や波涛文、荒波文などと様々な名があるほか、低い波の女波に対して高い波を男波、あるいは片男波といい、また小波、大波、遠波など、限りない波の表情が数多くの豊かな言葉で表現されています。それぞれ単独で地紋としたり、千鳥や魚、兎(謡曲「竹生島」を暗喩します)と組み合わせたり、風景文様として使ったりします。
         

龍田川

菊水

流水桜

流水に松竹

吹雪地に流水桜

龍田川

菊水

流水桜

流水に松竹

吹雪地に流水桜

         

流水

流水

小波

小波(さざなみ)

波

流水

流水

小波(さざなみ)

小波(さざなみ)

         

波千鳥

滝に波

立浪

波涛

波涛

波千鳥

滝に花

立浪

波涛

波涛

         

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。

自然を文様化したものですが、あまり見受けられません。
         

雨

雷

墨流し

   

墨流し

   
         

「日本の文様染めの型紙」 熊谷博人/編 クレオ/出版 2006.10 より引用しています。