紅牙瑞錦(こうげずいきん)


唐時代の文様に通じて見える瑞錦とは、胡錦のペルシャ模様に、胡錦のペルシャ模様に、中国伝統の瑞祥思想によって、胡錦の霊化された鳥獣文を同化したもので、漢六朝以来の幽暗で錯雑した模様を明快な性質にしたもののことである。 紅牙撥鏤尺文とともに正倉院の御物として蔵されている物指で、象牙でできており、両面に施されている文様を模して製織されたものである。

紅牙瑞錦 ※拡大画像