雨龍間道



架空の霊獣を文様にしている。ほかの龍のように角がなく、尾は細く、濁水に棲んで水霊とされている。水中に五〇〇年を経て蚊龍となり、竜巻を起こして天に昇るとき、初めて角を生じ、鋭い爪も生え、四足に迫力が生まれる、この勢いの良いめでたい龍を文様に表わしたものである。収録した裂は本歌で、この他に同じ文様で数種の色の折変えたものがあるが、何れも同じ名称である。

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