吉野間道(よしのかんとう) 【子持真田入吉野間道】【間道】



縞織物は美しく新鮮な感があり、やぼったさがなく、種々の色彩を持つ絵の構成が表出するリズムは、時には厳しく、また柔らかな親しさも感じ、派手さも地味をも併せ持つこの縞織物に茶人たちが注目したのは当然のことであったと思われる。五色の色彩が美しい配列に最も妙を得ている気品の高い間道裂の一つである。

吉野間道 ※拡大画像