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国宝法隆寺伝来の「四天王獅子狩文様錦」は、6~7世紀、隋唐盛代の文物で、わが国に現存する推古天平の多くの遺錦の中でも、特に雄渾な構想の逸品であって、三軍を指揮する錦旗に用いられたと思われる。またこの錦の文様は、ササン朝ペルシャ文化がシルクロードを経て遠く東洋の地に伝わった古代東西文化伝播の忠実を証するものとして深い意味を持っている。
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