中国では露を飲んでものを食べない蝉の姿が高潔だとされ、冠の飾りにされていた。日本でも、孝徳天皇(597~654)のときに蝉冠(せんかん)がつくられた。たぶん、こうした発想で蝉紋が生まれたのでしょう。
 阿波の国海部郡の平氏流の由岐しが用いたもの。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
         

まるにむかいせみ

       

丸に向い蝉