羯磨とは、仏教でいう業(カルマ)で、もともと行いのこと。しかし、過去・現在・未来にわたっての行いなので、善因善果、悪因悪果ともなる。だからよい行いをしなければならぬ、と教える。
 この羯磨を形に表したものが金剛杵で、元は武器だったが、のちに密教の法具となった。両端の形によって「独鈷」「三鈷」「五鈷」などがあるが、紋形としてあるのは、このうち「三鈷」のみ。
使用家は春日氏など。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
         

 

違い独鈷(羯磨)

真言宗独鈷(金剛羯磨)

変り独鈷(羯磨)

独鈷十字(羯磨)