船のかじは、舵や楫の字をあてます。舵は船の方向を定めるものですが、楫は小船をこぐために用いるものを指し、櫂に近いものです。紋章に用いられたのは「舵」で「舵を取る」という意味で、衆人を導くことを表しています。しかし、その成立のいわれははっきりしていません。
 使用家は『寛政重修諸家譜』に、平氏清盛流織田支流の藤懸氏、菅原氏流の堀田氏とあります。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 
         

 

丸に一つ舵

三つ舵

細輪に三つ舵

八角地抜き二つ舵