かがみは「影身」のことを意味しています。身の影を映す金属板で、丸や八陵が多い。むかしはカタバミの葉などで磨いたとされます。姿を映すため、身の反省にも通じます。「鑑」の字を当て、お手本という意味にも使われます。鎌倉幕府の『吾妻鏡』もお手本(模範)の意味です。鏡紋はやはり前述の意味を有しているものとされています。
 使用家は、藤原氏支流の贄氏(にえし)、青山氏など。ほかに宮地氏など神社関係者が多い。
 

参考資料 講談社「家紋と家系辞典」他

 

 

         

御鏡

丸に御鏡

丸に三つ鏡

御鏡に杉

三種神器